世界では、古くからパワーストーンが信仰されてきた歴史がありますが、現代のパワーストーンのように、人々に崇められた石の中で最も古い歴史がなんなのか、あなたは知っていますか?
実はその歴史は、古代エジプトから始まっていたのです。
一体、どんな石が当時崇められていたのでしょう。
古代エジプトの信仰
古代エジプトでは、死後、人はみな冥界神オシリスによる法廷で審判を受け、天国に行けるかどうかがそこで決定する、と信じられていました。
この審判は、神の秤と呼ばれる天秤を使って、行われます。
一方に人の心臓を、もう一方に真理の羽と呼ばれる女神マアトの羽を乗せて、両者が釣り合えばその人は天国に行けるのです。
ただし、この審判には抜け道があって、その方法を使えば誰でも天国に行くことができます。
その抜け道として使われていたのが、パワーストーンだった、というわけですね。
世界最古のパワーストーン
この死後の審判をくぐり抜けるものとして重宝されていたのが、「ラピスラズリの護符」です。
古代エジプトでは、みなさんも知っている通り、死者はミイラとして保存する、という習慣がありましたよね。
このとき、死者の心臓だけはカノプスと呼ばれる壺に保存されるのが普通でした。
心臓を抜かれた遺体には、心臓の代わりにラピスラズリでできた心臓の護符を置いていたのです。
こうすることによって、ラピスラズリの心臓の護符を持つ死者は、冥界での様々な試練を乗り越えてオシリスの審判に合格し、天国に住む権利を与えられる、と信じられていたわけです。
実際には、この心臓の部分に置かれる護符はラピスラズリだけでなく、カーネリアンを使われていたり、白い半透明の石が使われたりしていたこともあるようです。
しかし、天国で再生するための呪文を数多く記した「死者の書」と呼ばれる書物にはやはり、心臓の護符はラピスラズリでなければならないと記されていました。
おそらく、ラピスラズリはある程度裕福な人間しか手にいれることができなかったため、ラピスラズリを手にいれることのできなかったものが、他の石で作られた護符を使用していたのでしょう。
これらの事実から、世界で最も古く愛用されていたパワーストーンがラピスラズリである、ということが示されているのです。
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