特別な石に対して信仰心を向ける、という行為は、古来から世界的に行われてきていましたが、その中でも最もポピュラーなものが「巨石信仰」と呼ばれるものです。
その名の通り、巨石・巨岩に対して信仰心を向ける、というものなのですが、実はこの中にもいろいろとタイプがあります。
パワーストーンの起源の一つでもある巨石信仰について、少し見てみることにしましょう。
最も単純な巨石信仰
巨石信仰の対象となる石にも様々なものがあるのですが、最も分かりやすいのは「自然にある巨石・巨岩には、神が宿っている」と考えて信仰する、というものですね。
つまり、「これだけ大きな石なのだから、神様が宿っているに違いない」と、昔の人たちは考えていたわけです。
日本の神社などで、巨大な石をご神体として祀っているところは多々あるので、私たち日本人にも馴染みの深い巨石信仰ですね。
日本では、神の宿る巨石・巨岩は「磐座(いわくら)」と呼ばれ、特別視されてきました。
磐座とは岩でできた座席であり、そこに神が降りてくるので、その岩がある場所で祭祀が執り行われてきたわけです。
このような信仰は日本だけでなく世界各国に残っており、古代の人たちが似たような考えを持っていたことを感じさせてくれます。
様々な巨石信仰
他にも、大きな石、巨石などを組み合わせて、記念物を作る、というような信仰もあります。
石を立てて作る「立石(メンヒル)」、立石を並べた「列石(アリニュマン)」、列石を円環状に配置する「環状列石(ストーンサークル)」などが代表的ですね。
ストーンサークルといえば、有名なのがイギリスにあるストーンヘンジです。
このストーンヘンジが有名すぎるので、ストーンサークルはイギリスだけのものだという意識が強いかもしれませんが、日本にだって小規模なストーンサークルは数多く存在します。
私たちに一番身近なものといえば、お墓ですね。
現代では、石をそのまま使うのではなく、大きな石を切り出して作っているものがほとんどですが・・・あれも、石を使って作った記念物ですから、巨石信仰の一つであると言えます。
こうした記念物としての巨石に対する信仰も、基本的には磐座と同じ考え方です。
「巨大な石で作られた建造物には神が降りてくる」もしくは、「石の記念物を通じて神や先祖と交信できる」というものですね。
こうした信仰心から、石に宿る力は多くの人たちにとって非常に身近なものになっていったのです。
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