真っ赤な果実のようなガーネット。それもそのはずで、別名「柘榴(ざくろ)石」と呼ばれています。ガーネットは、1月の誕生石としても有名ですね。今回は、ガーネットのパワーストーン効果や伝承、豆知識をご紹介したいと思います。
●ガーネットの基礎知識
産地はインド、ブラジル、スリランカ、タンザニア、マダガスカルと様々な国から産出されており、硬度は6.5~7.5、赤色の他に、オレンジ、グリーン、黄緑もあります。特にオレンジとグリーンは宝石としての価値も高く、物凄く綺麗です。
●パワーストーンとしての効果
ここぞという時に緊張を緩和し実力を発揮させるための勇気を与えてくれます。努力をしている人ほど、恩恵が大きいでしょう。愛する人にガーネットを贈ることで浮気防止の働きも。恋人または夫婦で贈り合うと良いですね。ガーネットの深い赤色は男性が身につけても違和感ないと思います。
また体内の第1チャクラを活性化し、生きる力や心身の健康、生命エネルギーを強めます。ガーネットの中には、光をかざすと十字が確認できるものがありますが、そのようなものはスターガーネットと呼ばれ、魔除けにも効果があります。
●ザクロにまつわる神話とガーネット
ギリシア神話に、ペルセポネという娘が登場します。ペルセポネは冥府の王・ハーデースに好意を抱かれてしまい、一方的に冥界へと連れ去られてしまいました。泣いて悲しんでばかりのペルセポネに対してハーデースは、紳士的に応対し優しく接しましたが、ペルセポネは一切心を開かず飲み食いもせず耐えていたのでした。
この事に激怒した母である大地の女神は、ハーデースにペルセポネを地上に返すよう命じました。渋々承知したハーデースは、最後にペルセポネへザクロの実を渡します。飲食を我慢していたペルセポネはザクロを4つほど食べてしまいます。冥界の食べ物を口にすると地上へは帰れなくなる掟があったので、食べた数、即ち4ヶ月ほどペルセポネは冥界で過ごさなくてはならなくなりました。その期間、大地の女神は地上に恵みを一切与えませんでした。この事がきっかけで、四季である冬が誕生したと伝えられています。
●ガーネットのパワーストーン効果の由来
神話に登場するザクロ。ガーネットの別名・ザクロ石。その効果は、神話にも関連しているのです。ペルセポネは、冥界で過ごすことで少しずつハーデースにも心を開き、ハーデースが他の女性と浮気をした時はたいへん嫉妬したと言われています。ガーネットにもその傾向があり、恋人の貞操を守るために贈り合ったり、また辛い時期(冬)をコツコツと努力し乗り越えられれば、いずれ芽吹く季節(春)がやってくることをサポートしてくれるのです。
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